アメリカとロシア 2014 10 13

 日本の庶民は、不思議に思うでしょうね。
アメリカ人とロシア人は、同じ白人なのに、
なぜ、仲良くできないのかと。
 政治体制も同じ、
つまり、選挙で大統領を選んでいるところは同じだろう。
しかも、宗教だって、同じキリスト教国なのに。
そう思うでしょう。
 一方、アメリカ人は、中国に対しては、かなり甘い。
政治体制は、明らかに違う上に、
無神論国家の中国に対して、アメリカはキリスト教国。
 それなのに、アメリカ人は、
ロシアには厳しく、中国には甘いという現状があります。
これは、世界の七不思議と言えるかもしれません。
 これでは、この謎に対して、
庶民としては、いろいろな「妄想」を考えてしまうかもしれません。
 流行のテレビドラマに時代劇と、
「妄想」を考える材料は、豊富にあります。

川柳の日米関係 2014 1 4

2013年12月22日の日本経済新聞Web版には、このような記事がありました。

「倍返しできぬ甘ちゃん大統領」
 2013年を振り返る「世相川柳」に、こんな作品があった。
倍返しできない「甘ちゃん大統領」は、だれか。
オバマ大統領らしい。
(引用、以上)
 2013年の人気テレビドラマ「半沢直樹」では、
主人公である半沢直樹が、
「倍返し」という「2倍の報復」を示唆するセリフを言うことによって、
強い相手に対して、抑止力を発揮するという場面がありました。
 このテレビドラマは、
いつの間にか、中国に「輸入」され、
中国においても、人気ドラマとなりました。
 事態は、深刻です。
このような川柳が、外交関係者によって作られたならば問題ありませんが、
日本の庶民が作ったとなると、事態は、深刻です。
 日本の有権者は、とっくの昔に、
オバマ大統領の本質を見抜いていることになります。
 これでは、日本政府の外交の選択肢が狭くなってしまいます。
日本の有権者が、オバマ大統領のことを、
「倍返しできぬ甘ちゃん大統領」と見なしているならば、
安倍首相が取り得る選択肢も狭くなります。
下手なことをすれば、有権者からの突き上げがあるからです。
 日本の有権者が、
オバマ大統領を「甘ちゃん大統領」と見なすのは、
仕方ないことかもしれません。
 オバマ政権は、シリア問題(2013年当時)に関して、
迷走に次ぐ迷走で、挙句の果てには、
アメリカにとって宿敵であるはずのロシアから、
助け舟を出してもらうような状態でした。
 温厚な日本人が、オバマ大統領を「甘ちゃん大統領」だと思っているならば、
当然、中国では、多くの人民が、そう思っているでしょう。




































































スマートフォンのトップページへ